仕分けられている?サラリーマンの小遣い調査
カードローンの「レイク」は20~50代のサラリーマン1000人を対象に「2010年サラリーマンの小遣い調査」を実施した。景気の低迷により所得減少の影響を受け、サラリーマンの小遣いは3年連続で減少している現状が浮き彫りとなった。
平均小遣い額は40,600円で昨年より5,000円減少
2010年の調査結果では、サラリーマンの小遣い額は昨年より5,000円減少の40,600円という結果になった。また半数以上が「昇給なし」(56.8%)と回答。去年よりも昇給がなかった率はさらに上回った。家庭内での支出の“仕分け”が進み、サラリーマンの小遣いは昨年より17.3%減少している。
昼食代もワンコイン500円、弁当持参でアフターも抑え気味
小遣いの使い道は例年と同様「昼食代」。昼食代は2001年の710円から減少を続けており、2010年は昨年より90円低い500円となった。調査では1週間の昼食回数が5回の場合、弁当持参が「1.5回」で昨年の1.3回を上回った。昼の外食頻度も昨年の1.1回から0.9回に減少。アフター5の飲み代も昨年より1,000円下がって4,190円となり、1カ月のアフター5の飲み回数も昨年の3.3回から2.9回にダウンしている。
理想の小遣いは61,300円、しかし現実は…
2010年の調査では、理想の小遣い平均額は61,300円。理想の小遣い額が最も高いのは20代で65,100円だった。しかし昨年に理想の小遣い額が7万円台だった30~50代では、2010年の理想が30代で61,700円、40代と50代では5万円台となり、30代以上で理想金額が大幅に下がったことが、平均額に影響している。
生活は「苦しい」30代以上で6割が回答
小遣い面で見て、1年間の日常生活が「苦しい」と回答したのは64.2%。しかし未婚者では半数以上の53.0%が「ゆとりがある」とも回答していることから、既婚者世帯では不況により会計のやりくりが厳しくなっているといえよう。
サラリーマンの小遣い調査(新生ファイナンシャル)レイク