日興アセットマネジメント株式会社(以下、日興AM)は、2010年5月、日本国内の就職活動中の大学生206名、および企業の新卒採用担当206名を対象に「就職活動に有利だと思うスキル」についてアンケート調査を行なった。
調査結果によると、大学生が「就職活動のために実際に身に付ける努力をしているスキル」という問いに対して、「PC スキル(38%)」、「英検・TOEIC(35%)」、「経済・国際情勢に関する知識(19%)」の回答順であったのに対し、「企業側が学生に求めるスキル」は、「PCスキル(62%)」、「経済・国際情勢に関する知識(31%)」、「英検・TOEIC(30%)」の順となった。
さらに企業側は「学生にPC スキルをアピールされて受ける印象」という問いに対して、「身に付ける努力をして当然(35%)」と回答し、また「経済・国際情勢に関する知識」をアピールする学生に対する印象は「頼もしい(25%)」とも回答している。この傾向は大企業のほうが顕著で、PC スキルの先の社会人としての一般常識を重視している姿勢が見て取れる。
即戦力が求められる傾向が顕著な状況下では、新卒入社後の研修においても、ビジネスの素地がととのっているかどうかは以前よりも重要になっている。あくまでもPCは仕事をこなすための「道具」であり、何をより学ぶべきかは再認識しておかなければならない。
日興アセットマネジメント株式会社リリース