アルバイトの・パートの「働く理由」「辞める理由」
株式会社インテリジェンスは運営する求人情報サイト「an」でパートやアルバイトの「働く理由」「辞める理由」の調査結果を発表した。
働く理由「生活費を補いたかったので」
2010年の調査では「生活費を補いたかったので」(50,3%)が働く理由の最多数となった。
2009年もこれが最多回答でしたが割合は42,9%で、1年で7ポイントの上昇は長引く不況を反映していると思われる。
2位以降は「趣味」「時間を有効に」
働く理由の2位以降では「趣味に使うお金が欲しかったので」(39.2%)、「時間を有効に使いたかったので」(34,5%)と前年より1~3ポイントアップの回答となっている。昨年に引き続き生活のために働く求職者が多い中で、求職者の心理に少し変化の兆しが見えているといえるだろう。
辞める理由は、給与よりも仕事内容
一方で辞める理由の最多回答は「店長や社員の雰囲気が悪いから」(23,8%)。
これは2009年も最多で、割合も24,2%でほぼ差がない。ついで「楽でない・疲れる仕事だから」(15,9%)「給与が低いから」(13,8%)となあった。
「楽でない・疲れる仕事だから」は昨年よりも0,9ポイントアップですが「給料が低いから」は16,1%から13,8%に上昇している。
給料よりも仕事内容を重視する傾向が見られる。
求職者の心理に変化、でも雇用は依然として不安定
生活費のために働く人が多い中、仕事内容や趣味の時間を重視する傾向もあり、働く意識にも変化が見られる。
しかし雇用情勢は依然として不安定で、失業率5,1%と連続悪化、有効求人倍率も0,48倍と悪化し、厳しい状況はまだ続くと思われる。
an レポート株式会社インテリジェンス