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2024年05月02日(木)
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ケータイの標準化はいつの日か~ネットエイジア、「SIMロック解除」アンケート調査結果から

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ケータイの標準化はいつの日か~ネットエイジア、「SIMロック解除」アンケート調査結果から

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調査結果
ネットエイジア株式会社(以下、ネットエイジア)は、「SIMロック解除」についてのアンケートをモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施した。

調査対象は、15~59歳の男女、1205名の携帯電話ユーザーで、調査期間は、6月8日~6月10日まで。回答サンプル数は、1205名で、キャリア内訳は、NTTドコモが58.7%、auが32.3%、ソフトバンクが9.0%となっている。

「SIMロック解除」とは、電話番号やネットワークの情報が入っている「SIMカード」を、特定の通信事業者(キャリア)の携帯電話機でしか使えないようにかけられている制限を解除すること。「SIMロック解除」をすると、携帯電話機本体と通信事業者 (キャリア)を自由に組み合わせられるようになる。

調査結果によると、「『SIMロック解除』という言葉を知っているか」との問いには、「詳しい意味まで知っている(21.1%)」、「名前を聞いたことがある程度(44.5%)」といった「認知率」は、6割以上の人が少なからず関心を持っている結果となった。

「SIMロック解除のメリットの中で魅力的だと思うもの」の問いには、「通信事業者(キャリア)を変えても、現在使用している携帯電話機がそのまま使える(53.9%)」、「現在加入している通信事業者(キャリア)以外の会社の携帯電話機を新品で購入、利用することができる(53.3%)」、「競争により通信事業者(キャリア)のサービスの質の向上が期待できる(48.1%)」と続いている。「現在加入しているキャリア以外の携帯電話機を欲しいと思ったことがあるか」という質問への回答が、「欲しいと思ったことがある(56.2%)」であったことからもわかるように、現在の「別のキャリアへの変更や新規契約」の際の制約には、不満が多いことが見受けられる。

また、「SIMロック解除のデメリットを挙げて、その中で不満に思うもの」は、「携帯電話機を紛失、盗難されても『SIMカード』を差し替えることでそのまま使用できてしまう(67.6%)」、「携帯電話機の本体価格が上昇する可能性がある(64.5%)」、「『iモード』、『EZweb』、『Yahoo!ケータイ』などの携帯サイトは、他社の携帯電話機だと利用できない(60.9%)」などが上位を占めており、キャリアごとに仕様が異なるが故の利便性や防犯に対する不備が図らずも露呈した形となった。

結果的に、モバイル機器の技術革新のスピードが早すぎるということか。それとも、キャリア自身が標準化をすすめることにメリットを見いだせていないのか。ユーザーが求める最大の利便性は、「選択」できること。まだら模様のモバイルの勢力図は、ひとつひとつが戦うフィールドを対等にすべきであろう。

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ネットエイジア株式会社
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