花火大会「行かない」7割超　現代人らしいそのワケとは

2010年の夏も残りわずかとなったが、みなさんは花火大会へ出かけただろうか。さまざまな設問に対しユーザーが投票・回答するウェブサイト「ECナビ 投票スルー？」で2010年8月6日から10日の間行われた「今年、花火大会にいく予定ある？」という質問に、2963票の回答が寄せられた。そのうちの72％は、「予定がない」、「行かない」という結果になった。

「予定がない」という方々の意見に一番多かったのが「人ごみが嫌い」という意見だ。つづいて「暑いから」、「家から見えるから」という意見が続き、中には近くで花火大会が行われていないという意見もあった。「予定がある」と答えた方々も「暑いけど年中行事だから見に行く」、「人ごみは嫌いだけど」という消極的な意見が見られる。

元々夏の風情を感じながら夜空に咲く花火の美しさをめでる行事ではあったが、今では「花火を楽しむ」というよりも、「余暇を過ごすための娯楽」というものになりつつあるように思える。時代とともに騒音などから花火大会ができる場所も減り、それだけ都心部に人が集まればおのずと人ごみができて暑さも倍増するというものだ。

時代によって移り変わる花火大会。しかしそうやって熱気がこもるほどに人が集まり、はなやかな浴衣を着て黄色い声をあげる若者たちがいるかぎり、日本の花火文化がすたれる事はないだろう。




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