は、今回で2回目となる、中国各地域から上海万博に出展中の日系企業のウェブサイトへのアクセス速度調査を共同にて実施し、その調査結果ランキングとレポートを発表した。
調査対象は、2010年上海万博 日本館公式サイトおよび日本産業館公式サイトに、リンクが張られている日系企業約60社75サイト及び日本館・日本産業館の公式サイトのURL(日本語ウェブサイト・中国語ウェブサイト)で、調査期間は、2010年7月1日~2010年7月15日。調査方法は、『WebSpeed』を使用した、中国各地のユーザPCからの計測となっている。
また、今回は、各ウェブサイトへのアクセス速度調査に加え、華北、華東、華南、西南、西北、東北、華中という中国の7エリアごとにHTTP通信の速度分析も行った。
調査結果によると、「キャノン株式会社」、「株式会社小松製作所」、「パナソニック株式会社」、「トヨタ自動車株式会社」、「本田技研工業株式会社」といった中国進出に積極的な企業の、いずれも中国語サイトが上位を占める結果となった。
両社は、上海万博の会期中(2010年4月30日~10月31日)は継続して共同調査を実施する予定で、次回の共同調査は2010年9月下旬を予定している。
『WebSpeed』とは、日本・中国間のウェブサイトへのアクセススピードを計測するサービスのこと。
日中間でのビジネスがますます密になる状況で、アクセシビリティの向上は欠かせないところだ。中国では、国が率先してエリアごとにITの集積地域を設け、設備の充実を図っているという。本来、自由であるはずのクリエイター精神をビジネスとどう結び付けてゆくか、トップダウンかボトムアップかの選択は重要でないのかもしれない。
SBIリサーチ株式会社株式会社クララオンラインリリース