株式会社QLife(キューライフ)は、『テレビの「薬」情報が患者・医療現場に与える影響実態調査』の結果を発表した。
調査対象は、全国の生活者で、有効回収数は、2,198人。調査方法は、インターネット調査で、調査時期は、2009年10月16日から2009年11月4日までとなっている。
調査結果によると、生活者が「医療情報」を「最も多く得ている」メディアとしては、「テレビ(40%)」、「インターネット(PC)(38%)」、「新聞(11%)」の順となった。また、「最も信頼できる」メディアとしては、「インターネット(PC)(32%)」、「テレビ(25%)」、「新聞(19%)」となり、順位に変動がみられた。さらに、「最も行動に影響がある」メディアとしては、「テレビ(37%)」、「インターネット(PC)(34%)」、「新聞(11%)」となった。
また、テレビ番組に「自分や家族が現在服用している薬」の話が出た場合、「大いに気になる(57%)」、「やや気になる(36%)」で9割を超える回答結果となった。また、「副作用」の話になると、「医師や薬剤師に質問する(74%)」、「服用を中止する(中止させる)(13%)」、「服用の量を減らす(減らさせる)(4%)」となり、情報が行動に影響を与える実態が垣間見える。
「素人の生兵法」という言葉にもあるように、テレビによって切り取られた情報を鵜呑みにすることは、受け取る側の取捨選択の自由があるとはいえ、恣意的な内容に踊らされる恐れもありがちだ。気軽に試すことのできない薬だからこそ、慎重な服用が望まれる。
株式会社QLifeリリース