アメリカンホーム保険会社は、2010年7月28日から8月1日までの5日間で、小学生の子どもを持ち、中学受験を応援している(または、応援する予定の)20代~50代の男性に対し、「中学受験応援パパの意識調査」をインターネットリサーチ(モバイルリサーチ)で実施し、1,000名の有効回答サンプルを得た。
調査結果によると、子どもが行っている小学校以外の勉強方法を複数回答にて聞いたところ、全体では「進学塾(45.6%)」が最も多く、次いで「通信教育(31.5%)、「配偶者が教えている(30.2%)、「自分が教えている(26.5%)」という結果となった。
さらに、子供(小学校の上の子供)の学年別に見ると、「進学塾」では、子供の学年が上がるほど多くなっており、「3年生(28.8%)」、「4年生(34.0%)」、「5年生(50.3%)」、「6年生(55.0%)となっていた。「配偶者が教えている」では、「進学塾」とは逆に子供の学年が上がるほど少なくなっており、「3年生(35.6%)」、「4年生(34.0%)」、「5年生(29.5%)、「6年生(26.3%)」となっている。
また、子どもの中学受験のための勉強として、「e-ラーニング」を今後利用させたいか聞いたところ、全体では『利用させたい(「利用させたい」「やや利用させたい」の計)』は27.5%となった。
さらに、『利用させたい』との回答者(275名)に、その理由を複数回答にて聞いたところ、全体では「自由な時間・自由な場所で勉強できる(77.5%)」が最も多く、「子どものペースに合わせて勉強できる(57.8%)」、「使用する教材やコンテンツの範囲が広い(37.8%)」、「低価格で教育サービスが受けられる(36.7%)」が続いている。
小学中学の義務教育で覚える「基本」は、以降の社会生活を送る上での最低限の常識・知識といえる。「個人の意欲を支援する」手法は、本来の意味で教育を放棄しているのではないだろうか。答えを出すスピードを競わせることで、子どもの将来を見据える努力を怠ることのないよう、心がけたいものだ。
アメリカンホーム保険会社リリース