トリップアドバイザー株式会社は、同社サイトに投稿された日本人のクチコミでの評価をもとに、『行ってよかった海外観光スポットランキング2010』を発表した。
今回のランキングは、2009年1月以降に10件以上の日本語の口コミが投稿された1000件以上の海外観光スポットを対象に、実際にその場所を訪れた旅行者の満足度を、口コミでの評価をもとに集計したというもの。
1位に選ばれたのは、オーストラリアにある巨大な単一岩石で、先住民アボリジニの聖地である「ウルル」。投稿された口コミの9割以上が最高の5つ星(とても良い)、残りの1割もすべて4つ星(良い)との評価を獲得した。
また、2位には、ハワイのオアフ島東海岸にある「天国の海」という意味の「ラニカイビーチ」が、3位には、フロリダにある「ウォルト ディズニーワールド」が、それぞれ選ばれている。
さらに、同ランキングでは、トップ30の観光スポットのうち半分を超える16のスポットが世界遺産に登録されており、日本人旅行者にとっての世界遺産の人気と満足度の高さを証明する結果ともなった。加えて、地域別では、イタリアが、「バチカン美術館」、「大聖堂(ドゥオーモ)」、「青の洞窟」など、7ヵ所と最も多くランクインし、次いでハワイが4ヵ所となっている。
「行ってみたい」と「行ってよかった」とのちがいは、日本人旅行者への提供者側の刷り込みが浸透していることをよくあらわしているともいえよう。世界遺産もそのひとつ。観光目的に限れば、まずは「無難」が望ましい。
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