
デジタルサイネージ推進プロジェクトが、駅ナカにおけるデジタルサイネージネットワークの効果を検証した結果、「女性×駅×休日」のキーワードが浮かびあがってきた。
駅デジタルサイネージネットワークとは?
駅デジタルサイネージネットワークとは、デジタルサイネージ推進プロジェクト(鉄道系エージェンシー11社)が、駅ナカに共同企画・配信するデジタル技術を用いた広告媒体の実証・実験メディアだ。2010年6月から1年間、各主要鉄道の首都圏主要駅にモニターを設置(20駅、27台)。広告表現や販売方法を試験的に展開し、顔認識システム等により、その効果を測定している。
「女性の休日駅利用」がキーワード
検証の結果、平日と休日で男女間の行動の違いが明らかになった。平日朝の通勤・通学時間には、男性のメディア視聴人数が女性より早い時間に集まり、午後は女性の方が男性より早い時間に集まる。また、土日(祝)は、男性の駅利用客数も減り、視聴人数も少ないのに対し、女性の利用客数は平日と変わらず、視聴人数も平日平均より多い事が判った。
この事から、基本的に男性は、平日の駅利用の目的が通勤・通学なのに対し、女性の場合、土日(祝)は通勤・通学以外の目的で駅を利用し、色々な物に関心を寄せていると考えられる。
「女性の休日駅利用」に新しいコミュニケーションの大きなチャンスがあるようだ。