株式会社mediba(以下、mediba)は、同社が保有するモバイルリサーチ専用会員(3キャリア)を対象に、若年層のモバイルECサイトの購買行動に関するモバイルリサーチを実施した。
調査方法は、mediba保有会員に対してモバイルで調査(クローズド調査)、調査対象は、15から24歳の男女。調査期間は、2010年11月2日から11月5日で、有効回答数は、1,395人となっている。
調査結果によると、「過去半年間にモバイルECサイトで商品を購入したことがあるか」の問いには、「過去半年間に購入したことがある(41.6%)」、「利用経験者(過去半年間に購入した+過去半年間より前に購入した・計)(54.4%)」となった。
また、「買い物回数(過去半年間でのモバイルECサイト利用者ベース)」の問いには、過去半年間の平均買い物回数は4.5回で、8割以上の利用者が複数回購入をしている。職業別では、「会社員・公務員(5.2回)」が最も平均買い物回数が高く、最も少ないのが「専門・短大・大学(院)生(3.9回)」となった。
さらに、「買い物経験のあるモバイルECサイト」を聞いたところ、最も高かったのが「楽天市場(59.9%)」。続いて、「Amazon.co.jp(54.9%)」、「Yahoo!ショッピング(30.3%)」、「ニッセン(21.9%)」、「セブンイレブンネット(15.5%)」と続く結果となった。
「モバイルECサイトの利用シーン」の問いには、「店頭価格より値段が安かった時(65.6%)」が最も高く、専業主婦は、「送料無料」、「セール」、「販売店舗が遠い時」、「通常よりもポイントが貯められる時」、「重たい・大きい商品」、「プレゼントやギフト」の項目で他の職業と比べて高い傾向にあり、会社員・公務員、パート・アルバイトでは、「買い物時間が取れない時」に利用することが多い。
なお、「モバイルECサイトで最も購入している商品」の問いには、「アクセサリー・バッグ・ファッション小物(46.1%)」がトップとなった。男性は女性と比べて、「ゲーム」をよく購入しており、女性は「アクセサリー・バッグ・ファッション小物」や「衣料品」、「ビューティー」、「ダイエット」のジャンルでの利用率が高い結果となっている。
Webサイトを用いたマーケティングの利点は、リアルタイムでの「お得な情報」を更新が容易であること。逆に、数日の未変更状態が続いた場合の客離れは、その数字に驚くほどダイレクトに反映する。怠らない努力が、「物を買わない」若年層をも引き寄せる力となるにちがいない。
株式会社medibaリリース