ネットエイジア株式会社(以下、ネットエイジア)では、「ネットPRによる消費者行動への影響に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
調査方法は、モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)で、調査対象は、全国の15歳以上の男女で、週に1回以上パソコンでポータルサイトにアクセスし、よく見る・利用するサービスとして「ニュース」があてはまる、と答えた携帯電話ユーザー。調査期間は、2010年12月7日~12月14日で、回答サンプル数は、1,139名となっている
調査結果によると、「ポータルサイトで、アンケート結果を発表しているニュースを見たことがあるか」との問いには、全体では「見たことがある(61.3%)」との回答が、「見たことはない(38.7%)」を大きく上回った。
次に、「そのようなアンケート調査をどのような企業が実施・発表したか気になることはあるか」との問いには、全体ではの回答者が「気になることがある(61.5%)」と答え、「気になることはない(38.5%)」を大きく上回った。
続いて、「ポータルサイトで、アンケート結果を発表しているニュースを見たことがある」と答えた698名に、「アンケート結果のニュースを見た後に取ったことがある行動」を複数回答形式で聞いてみたところ、最も多かったのは「(リンクをたどるなどして)発表した企業のWebページを見た」という『企業サイトへのアクセス(51.1%)』であった。以下、「友人・知人や同僚に話した(35.2%)」、「家族に話した(29.7%)」、「その企業について調べてみた(23.5%)」、「その企業の商品やサービスを購入した(10.7%)」と続いている。
また、「自社の企業活動に関連した事柄について一般消費者の意識調査を行い、そのアンケート調査結果をニュースとして発表する取り組み」を行っている企業について、「このような企業に良い印象を持つか」の問いには、全体では「あてはまる(17.1%)」、「どちらかというとあてはまる(41.7%)」で、あわせて58.8%の回答者が「あてはまる(計)」と答え、6割弱の層に対し好感度アップの影響があることが推測できる結果となった。
また、「このような企業の商品・サービスに興味が湧く」という項目では52.0%の回答者が「あてはまる(計)」と答えた。性別で比較をすると、「あてはまる(計)」と答えたのは男性が47.4%、女性が56.4%で、男女で9.0ポイントの開きが見られた。
また、企業イメージに関する他の事柄では、「あてはまる(計)」と答えた割合は、「消費者を理解しようとしていると感じる(66.9%)」、「積極性や活気を感じる(65.7%)」、「優れた商品、サービスを提供している企業だと思う(38.2%)」、「業界の代表的な企業の1社だと感じる(33.5%)」、「商品、サービスは消費者のニーズを反映していると感じる(52.4%)」、「安心や信頼をおきやすいと感じる(41.0%)」、「インターネット関連ビジネスに精通していると感じる(53.8%)」、「先進性や成長力を感じる(48.2%)」、「自分や家族が就職を検討する場合、安心感を感じる(33.4%)」、「認知されやすく記憶にとどまりやすいと感じる(55.4%)」となった。
よく、テレビの特集でもっともらしく健康に役立つ食品が取り上げられると、放送直後からスーパーにはその食品が最前列に並び、提供者は一定の売り上げを手に入れる。そこには、自然発生的なものはなく、シナリオ通りに事が運んでゆく、現在の「楽な」マーケティング手法が厳然として存在する。ブームに乗るのは楽なことと斜に構えてみるのも一興、一時期の祭りを楽しむのも一興。イメージ戦略の主戦場は、ネットとなるか。
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