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2024年03月28日(木)
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暗証番号の入力を容認が9割弱~「ICクレジットカードに関する消費者意識調査」から

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暗証番号の入力を容認が9割弱~「ICクレジットカードに関する消費者意識調査」から

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調査結果
日本クレジットカード協会(略称JCCA)は、クレジットカードの安全性やICカードに関する消費者の志向・意識を探るために、インターネットによる調査を行い、その結果を発表した。

調査方法は、インターネット調査で、調査対象は、全国の20歳から69歳の男女(クレジットカード保有者のみ)。調査時期は、2010年7月29日から2010年8月4日まで行われ、回答数は、1,963サンプルとなっている。

調査結果によると、「ICクレジットカードの認知度」の問いには、「内容まで知っている(37.8%)」と、「聞いたことがある(48.6%)」との回答が多数を占める結果となった。ただ、割合としては、前年度調査時(40.2%+48.5%)よりも若干の減少となっており、ユーザーが意識しないままに、提供する側がその使い方を移行させている状況が見受けられる。

この結果は、「クレジットカード業界全体として順次、磁気式からICクレジットカードへ切り替えが進んでいる」ことを知っている割合が、55.8%にとどまっていることからも確認できる。

また、「現状のクレジットカードの利用場面・目的について」の問いには、「インターネットショッピング(74.1%)」が最も高く、次いで「デパート(51.8%)」、「固定電話代・携帯電話代(49.6%)」が続いている。ICクレジットカード所有者の利用率は、全ての項目で一般のクレジットカード所有者を含めた全体を上回っており、先ほどの上位3件も「インターネットショッピング(79.4%)」、「デパート(55.5%)」、「固定電話代・携帯電話代(55.6%)」となった。なかでも「ホテル・旅館(+6.5%)」、「高速道路(料金所)(+6.4%)」、「ガソリンスタンド(+6.3%)」での利用率が高い結果となっている。

さらに、「クレジットカードを利用する理由」の問いでも、「支払いが簡単に済む(67.0%)」が最も高く、次いで「ポイントを集めている(64.2%)」、「まとまった現金をわざわざ用意しなくて済む(57.1%)」、「インターネットでの支払いに便利(55.9%)」が5割以上の回答を集めている。ICクレジットカード所有者では、それぞれ「支払いが簡単に済む(70.2%)」、「ポイントを集めている(67.1%)」、「まとまった現金をわざわざ用意しなくて済む(60.7%)」、「インターネットでの支払いに便利(61.4%)」となり、おおむね上回る結果となった。

仕組みが先か、使い勝手が先か。インターネットの世界でカードを扱う際のセキュリティ基準は、特別厳密で、そのハードルを越えるには提供する側の努力が欠かせない。社会インフラの場合、「空気」のようでなければならないといわれるケースが多いが、広範囲に浸透しつつあるインターネット利用は、その多様性を重んじる理念からの「自由」であればこそ、ある程度の自己防衛の意識を頭に入れておく必要があるのではないだろうか。

外部リンク

日本クレジットカード協会
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