40ポイントの大差
半世紀前から技術大国としての地位を築き上げた我々日本人だが、近頃は景気低迷からどうもうだつのあがらないイメージが持たれている。しかしそれでも「我々は自身の国の技術に誇りを持って良さそうだ。」(事情通)と感ずるデータがこの度、発表された。
博報堂が世界18カ国の15〜54歳の男女1万1512人を対象に各国製品イメージの調査を行った。調査時期は2010年5月〜8月まで。これによると、「高品質」のイメージがあるのは17都市平均で「日本製」は60.6%と他国を圧勝。サムソン社など電化製品部門で世界的に名を上げている「韓国製」は20.5%と奮わず、40ポイントほどの差がついた形となる。
また「カッコイイ/センスがいい」イメージでも日本製が圧倒。他に「日本製品の代表格」といった質問に対しては家電製品/AV製品が65.7%、デジタル製品(PC/携帯電話/デジタルカメラ)が60.8%、自家用車が57.3%と、技術主導の国家スタイルを示す数値を示した。同調査を受けて事情通は「既存の電気製品が売れなくなる時代が到来するのは必須。次世代の完全環境対応技術の担い手として日本人が奮闘する事が技術大国としての誇りと務めでは」とコメントしている。