数年間で驚愕の世界ネット企業に成長したグーグル。独自の視点から繰り広げられるサービスに世界中のユーザーが熱い視線を送っており、検索エンジンとしては68%もの市場シェアを占有している。一方、そんな最高峰企業の欠点を探ったのが米雑誌「ニューヨーク・タイムズ」だ。
第一に挙げられているのが「垂直検索の脆弱性」。1億8千2百万といわれるWEBサイトを水平に検索出来るグーグルだが、サイト先にある検索エンジン機能をほとんど認識していないとのこと。第二に「アルゴリズム欠陥」。現行システムでは、特定キーワードに反応して一般企業や政府関係者のサイトを表示する「グーグル爆弾」と言われる悪戯が可能となる。
マイクロソフト社が推進するビング(Bing)は1年半で、27%もの検索市場を占有した。世界最大級の投資銀行「ゴールドマン・サックス」による5億ドル投資を受けたFacebookも強い。短期決戦が続く電子戦争。グーグルは現在の地位を保持できるか?