18日、日本百貨店協会が今年1月の全国百貨店の売上高を発表した。初売りなど独自のサービス展開で需要回復を垣間見た各百貨店であったものの、数字としては前年同月比1・1%減の5541億円。3カ月連続のマイナスを記録した。
「原因は東北などを襲った大雪」と関係者は分析している。地域別では、東京が1・4%増、横浜も1・9%増のプラス。東北が6・8%減、中部(北陸含む)が4・7%減、中国も3・2%減。首都圏と地方勢ではっきりと好調不調が示された格好となる。
もっとも、先述の通り首都圏における初売りは特に好調であった事、また改装や増床を終えた店舗が業績を順調に伸ばしている状況から見て、回復傾向にはある模様。同協会の飯岡瀬一専務理事は「雪の影響が大きかったが、消費自体は持ち直してきている」とコメントしている。