楽天リサーチ株式会社は、インターネットバンキングに関するインターネット調査を実施し、その結果を公表した。
調査は、6月27日から28日の2日間、楽天リサーチ登録モニター(約210万人)の中から全国の20歳から69歳、男女計1,000人を対象に行われた。
調査結果によると、ネット専用銀行の口座を持っている人に「口座を開設した時期」をたずねたところ、「5年以上前(28.3%)」がトップとなり、以下、「1年から2年未満(15.0%)」、「2年から3年未満(15.0%)」と続いている。
また、ネット専用銀行の口座保有者に「ネットバンキングの利用手段」を聞いたところ、「パソコンでのみ利用する(85.4%)」との回答が、「パソコンと携帯電話の両方で利用する(13.3%)」、「携帯電話でのみ利用する(1.3%)」との回答を大きく引き離す結果となった。
さらに、「スマートフォンでのネットバンキング利用経験」を聞いたところ、「スマートフォンを持っているし、利用したことがある(9.0%)」、「スマートフォンを持っているが、利用したことがない(9.0%)」となり、「スマートフォンを持っていない(82.1%)」との回答結果から、パソコンや携帯電話に比べ、その機会もまだまだ浸透していないことが見受けられる。
最後に、「スマートフォンでネットバンキングを使う利点」について尋ねたところ、「操作が簡単(46.9%)」、「スクリーンが大きくて見やすい(44.9%)」、「アクセスしやすい(24.5%)」と「アプリなどの付帯サービスが充実している(8.9%)」との回答結果となった。
インターネットバンキングとは、インターネットを経由して、銀行等の金融機関のサービスを利用すること。似た言葉に、ネットバンクがあるが、こちらは実店舗を持たずに、全てインターネット上で取引を行う銀行のこと。
インターネットバンキングの利用には、Webブラウザを使うものと、専用のソフトウェアを使うものの2種類があり、専用のソフトを使った方がセキュリティを高めやすく、操作性も向上させることが可能だが、専用ソフトウェアを新たに導入するのを負担に感じてしまうユーザーが多いことから、現在は、モバイル端末からでも、webブラウザを使って利用できるサービスが主流になりつつあるようだ。
銀行のキャッシュカードとクレジットカードの違いは明らかで、暗証番号4ケタの世界は、無防備と同義語であることは言うまでもない。システムの大規模な刷新ができない要因は、仕組み同様ガラパゴス状態かもしれない。自身の資産管理には、インターネットもリアル社会も似たようなもので、他人任せにしないことが肝要であろう。
楽天リサーチ株式会社リリース