株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックは、2011年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査を実施し、その結果を公表している。
同調査は、“ナビゲーションシステム”に関する顧客満足度を、検索・案内機能だけでなく、音楽・映像機能などを含めた、“車載情報機器”としてのナビの評価として測定しているというもの。
まず、「純正ナビセグメント」調査結果によると、「レクサス」が第1位となり、第2位は、「トヨタ」、第3位は、「ダイハツ」となった。
同調査は、今年で4回目となり、2009年4月から2011年3月に新車を購入した純正ナビ利用者を対象に、2011年7月にインターネット調査で行われ、有効回答数は、5,254人となった。
また、今年5回目の調査となる「市販ナビセグメント」では、「据え置き型ナビ」の場合、『パイオニア サイバーナビ』が、4年連続第1位となり、第2位は、『アルパイン X07/X08シリーズ』、第3位は、「パナソニック ストラーダ F クラス』となった。
さらに、「PND」の場合には、『パイオニア エアーナビ』が初の第1位となり、第2位タイは、『パナソニック ストラーダポケット』と『サンヨー ゴリラ』となっている。
こちらの調査は、2009年4月から2011年3月に、市販ナビを購入した利用者を対象に、2011年7月にインターネット調査が実施され、有効回答数は、「据え置き型ナビ」が、2,332人、「PND」が、1,776人となっている。
なお、市販ナビユーザーのうち、スマートフォンの内蔵GPS機能を用いたナビアプリケーション、いわゆるスマートフォンナビを利用している割合は、2010年の6%に対し、2011年は12%と倍増しているといった調査結果も公表されている。
ちなみに、「PND(Portable Navigation Device)」とは、小型の液晶モニタ、地図データの記録媒体にフラッシュメモリーを使用した、小型のカーナビゲーション装置のこと。本体が小型軽量であるために自動車のダッシュボードへの取付け・取外しが容易に行え、持ち運びがしやすいことなどが特長として挙げられる。4輪車での利用以外にもオートバイ、自転車、歩行者などにも利用されているとのこと。
走る車の窓を全開にして、流れる風を一身に浴びる。走行中に行うべき瞬時の判断に備えて、より一層の集中力を維持する。自動車の運転は、人間が備えている五感に「ほどよい刺激」を与えることに適した運動ともいえよう。ナビゲーションという「機械」に全面的に頼るのではなく、地域の目印を設定するポイントなど、学ぶべき面も多い便利なツールとして活用しながら、自分で情報を収集し、蓄積・整理する習慣を身につけてみるのはいかがだろう?
株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックリリース