ヤフーバリューインサイト株式会社は、「ペットに関する調査」を自社調査専用パネルを対象に実施した。
調査方法は、インターネットウェブ定量調査で、調査対象は、首都圏一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住の犬を一匹(頭)のみを飼っており、犬のしつけ、散歩、食事の世話や犬のための買い物をメインに行っている20~50代の男女。調査期間は、2010年6月25日~6月27日で、有効回答人数は760人となった。
「犬への接し方や犬に関連する生活上の行動や意識、価値観」の問いには、「犬用設備が整った住宅を選ぶ(70%)」、「恋人や結婚相手には犬好きの人を選ぶ(77%)」、「犬つながりで知り合った友人が多い(50%)」、「カフェやレストランは犬も入店できるお店を選ぶ(47%)」、「飲み会などの付き合いよりも犬と過ごす時間を優先する(67%)」などの結果となっており、多くのシチュエーションで「犬を優先的に考える」傾向が高まっているようだ。
特に「未婚・ひとり暮らし」の回答者には、「犬と一緒の布団で寝る(54%)」、「犬と一緒にお風呂に入る(38%)」、「犬についてSNSやブログ、ウェブサイトなどで記録や情報交換をしている(38%)」、「犬の写真や動画を雑誌やテレビなどメディアに投稿する(29%)」、「動物プロダクションなどにモデル犬として登録する(19%)」、「留守中も犬の様子をウェブカメラでモニターし、ケータイでチェックしている(22%)」といった、飼い犬への思いの深さや存在の大きさを感じさせられる内容が多くみられた。
また、「犬が病気やけがをしたら、最優先で急いで病院に連れて行く(92%)」、「犬に健康診断などを定期的に受けさせている(80%)」、「ケータイの待ち受け画面を犬の画像にしている(58%)」、「年賀状は犬の写真を使う(44%)」などの回答結果にも、まるで自分の子供のように愛情をかける飼い主の姿を思い浮かべることができる。
人間関係が希薄になりがちな現代を映しだす鏡が、ペットへの愛情のかけ方なのかもしれない。ペットを見つめるあたたかい目を自分のテリトリー以外にも向けることができるような、穏やかな社会が訪れることを願わざるをえない。
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