日本・中国・韓国のアジア地域におけるオンライン調査パネルの提供事業を展開する、株式会社リサーチパネルエイジア(以下、RPA)は、日本、中国、韓国において「スマートフォンの利用に関する意識調査」を実施した。
調査方法は、インターネット調査で、対象は、日本・中国・韓国の10代から30代の男女。期間は、2010年8月4日から2010年8月5日までで、900サンプルとなっている。
調査結果によると、持っていない人を対象に「購入時に重視するもの」の問いには、「機能」が「日本(52.3%)」、「中国(58.7%)」、「韓国(85.9%)」、「価格」が「日本(29.0%)」、「中国(19.8%)」、「韓国(2.9%)」、「デザイン」が「日本(13.1%)」、「中国(10.7%)」、「韓国(6.5%)」となった。
また、持っている人を対象に「よく使うアプリケーションや機能」の問いには、「Eメール」が「日本(56.4%)」、「中国(44.4%)」、「韓国(35.2%)」、「ショートメッセージサービス」が「日本(25.6%)」、「中国(64.4%)」、「韓国(51.6%)」、「電子書籍」が「日本(12.8%)」、「中国(58.1%)」、「韓国(32.0%)」、「ビジネス系アプリ」が「日本(25.6%)」、「中国(55.0%)」、「韓国(23.0%)」、「ゲームアプリ」が「日本(38.5%)」、「中国(60.0%)」、「韓国(52.5%)」などの結果になっている。
さらに、「スマートフォンの利用シーン」の問いには、「自宅」での利用が「日本(83.7%)」、「中国(77.0%)」、「韓国(54.3%)」、「電車やバスなどの移動中」での利用が「日本(70.3%)」、「中国(57.3%)」、「韓国(58.3%)」、「会社」での利用が「日本(28.0%)」、「中国(51.0%)」、「韓国(25.3%)」、「学校」での利用が「日本(23.7%)」、「中国(42.0%)」、「韓国(34.3%)」といった結果となっている。
調査結果による実態への理解には、面白い点もある。キャリアを横断したサービス利用が遅れているの点
は、「ガラパゴス」と揶揄される日本のケータイ事情を現していて、興味深い。また、会社内での利用頻度が中国が飛びぬけて高い点は、スマートフォンをビジネスツールとして捉えているかどうかのお国柄のちがいとなっている。環境のちがいは、ユーザーの意識をも左右するようだ。
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