マネックス証券株式会社は、2009年10月から、マネックス証券に口座を保有している個人投資家を対象に、相場環境に対する意識調査を目的とした月次のアンケート調査を実施しているが、今回、2010年10月15日から10月18日の期間において、インターネットを通じたアンケート調査を実施し、個人投資家から得た962件の回答結果を報告書にまとめたことを発表した。
調査結果によると、小幅下落の米国株DIに対し、日本株DIが大幅下落しており、調査開始以来初のマイナス値を記録する結果となった。
また、日経平均株価の水準は前月(9月)と変わらないものの「今後3ヶ月の日本株に対する投資意欲(売買頻度のDI)」も、日本株DIと同様に大幅に下落した。
ちなみに、DIとは、今後3ヶ月程度の見通しについて、「上昇すると思う」と回答した%(パーセント)から「下落すると思う」と回答した%を引いたポイントのこと。
また、「円高になる」との予想値が、調査開始以来初めて回答者全体の50%超を記録しており、「米ドルを買いたい水準」は前月(9月)に引き続き75から80円の回答が最多となっていることから、一層の円高進行を米ドルの買い場と捉える個人投資家の見方を反映した結果となった。
投資の場合には、円高自体も取引材料のひとつであり、一喜一憂することもないのだが、一国の経済を市場にゆだねてよいものか。見守るばかりが能ではない。
マネックス証券株式会社リリース