株式会社カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」が実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」より、第48回調査『スマートフォン徹底調査! -購入の決め手は?-』の結果の一部を発表した。
2010年話題の商品となった「スマートフォン」について、利用状況や満足度などに加え、一部結果は2009年9月に「価格.comリサーチ」で実施したスマートフォンに関する調査結果と比較し、各キャリアが相次いで多くの製品を投入した結果、市場シェアはどのように変化したのかなども調査したというもの。
調査エリアは、全国、調査対象は、価格.comID 登録ユーザー、調査方法は、価格.comサイトでのWebアンケート調査、回答者数は、10,360人 男女比率は、男90.2%、女9.8%。調査期間は、2010年12月14日~2010年12月20日となっている。
スマートフォンの所有率については、「スマートフォンのみ(16.3%)」、「普通の携帯電話とスマートフォン両方(13.0%)」で、合計すると全体の3割弱となる29.3%がスマートフォン所有者で、2009年9月に発表した同様の調査に比べて所有率は7.8ポイント増加している。
また、「所有機種のキャリア」では、「ソフトバンク(57.4%)」が半数を超え、二番手のドコモ(24.7%)」、三番手の「au(11.2%)」と続いており、「所有機種の OS」では、「iPhone」が採用する「iOS(54.1%)」がトップとなり、次点には「Android OS(30.9%)」と続いた。ちなみに3位は「Windows Mobile(8.5%)」という結果になった。
購入した理由で多かったのは、前回調査時と同じく「PC 用の Web サイト閲覧(67.1%)」、「豊富なアプリケーションの利用(66.1%)」。特にアプリケーション利用に関する回答は、前回調査時よりも 6.5ポイント増加しており、スマートフォンに求める機能として、アプリの存在がますます重要になっていることが見て取れる。
現在使用しているスマートフォンの満足度では、「非常に満足(28.3%)」、「やや満足(41.1%」)を合わせ約7割となった。逆に「やや不満(24.1%)」との回答もあり、不満な項目では、「バッテリーの耐久性(63.0%)」、「Flash非対応(34.3%)」「電子マネー・おサイフケータイ機能非対応(33.3%)」、「タッチパネルの操作性(32.7%)」、「通信速度(32.0%)」などとなっている。
タッチパネルを併用するスマートフォンの場合、両手を使うことになることは、モバイル機器の本来の目的からは逸脱してはいないのだろうか。購入の理由にPC用のサイト閲覧やアプリの利用が伸びを示していることからも、モバイル機器としては扱いずらい実態が見受けられるようだ。
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