東京ガス株式会社(以下、東京ガス)都市生活研究所では、今回、都市生活レポート「20代のライフスタイル~今ドキの20代がくらしで大切にするものとは~」を発行した。
今回、同研究所では、20代の意識と行動の実態を分析し、暮らしにおいて求められる価値を明らかにしたとのこと。
一都三県在住の15歳から69歳男女を対象としたインターネット調査では、2009年8月に3,299名、2010年1月には2,257名の回答を得ている。
また、一都三県在住20代男女24名への日記調査を2009年8月に、日記調査回答者より抽出した男女13名への個別インタビューを2009年9~10月にも実施している。
なお、同レポートは、12月22日以降、同研究所のホームページからダウンロード可能となる。
レポートによると、「将来の不安から身を守り、守りを固めて安心したい」という意識が根底にあるが、守りを固める一方で、面倒と感じていることは行わず、できるだけ時間や手間を削減したいと考えており、知人や友人からどのように思われているかが気になることが多く、周囲に意見を合わせる傾向が強いといった一面が見られるという。
また、「カッコよく暮らす」ために、購入するモノのデザイン性を重視し、手を加えてアレンジするなど「見映え」を大切にしており、食や料理に関しても、「カッコよく暮らす」ために、手際よく手間やお金をかけずに「見映え」のよい料理を作ることが「カッコいい」と考えている傾向が見受けられる。
古来、ピラミッド遺跡にも「いまどきの若い者は。。。」といった落書きがあったそうだ。事あるごとに、「未来の子供たちに禍根を残さない」との主張を耳にするが、いまいる若者の不安を取り除くことこそ、真っ先に手を付けなければいけない課題であろう。
東京ガス株式会社リリース