
富士ゼロックス株式会社が、中国の全生産拠点で、1月に「土地利用状況調査」を実施をした。目的は、生物多様性保全のため。
環境へのインパクト
同社は、国内5事業所で、既に「土地利用状況調査」を行ってきた。生物多様性への関心の高まりから、事業活動の環境へのインパクトを、生態系や生物多様性への影響という視点から評価を実施。中国での調査も同様の視点から行われた。
具体的内容としては、生態系破壊リスクについて調べるため、取廃水の状況や化学物質の管理状況、事業所及び周辺の生物多様性の把握、敷地内の植栽の管理などを専門家とともに実地調査。
調査によれば、事業所周囲の生態系や生物多様性への悪影響は見られなかった。反対に、土地利用を通じた生物多様性保全の要素が見つかった。例えば、雨水の地下浸透の促進による水循環への貢献、敷地内の植栽の質向上による生態系の再生への貢献などだ。
この調査の結果を参考に、富士ゼロックスは、今後も、国内外の生態系や生物多様性保全に貢献するために鋭意努力する心づもりだ。
富士ゼロックス株式会社生物多様性